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天藍

Author:天藍
本や映画や舞台の感想など書いてます(たまにね)。うーん、偏ってますかね方向性。お薦めなどあったら教えてくださると嬉しいです。

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ソラノアオ。
本、映画、舞台の感想と日記など。かなり偏っていると思いますが同好の士求む。
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「アラビアの夜の種族」感想
ようやく感想まとめました。ご存知の方いらっしゃいますか…?

アラビアの夜の種族 古川日出男、角川書店

<内容>ナポレオン侵攻前夜、カイロ。侵攻を食い止める一縷の望みとして物語られつづける「災厄の書」。物語と物語、物語と現実が交錯する。


RPG的な話その2。いや、この話自体はRPGな設定でもなんでもないのですが。

アラビアンナイトな構成というか、劇中劇ならぬ話中話(とは言わないか。)が延々語られるという構成。
RPGっぽいな、というのは作中でずっと語られる物語。中東風味ファンタジー系RPGのゲーム本編前設定挿話というかダンジョン部分小説化というか。

言葉の海に呑み込まれます。怒涛のように連なる言葉から離れられなくなりました。ものすごく長くて(無駄なほどに。ホワイトハートとか富士見ファンタジアあたりに慣れた人は多分挫折する)、単語の渦に慣れてないと少し辛いかもしれないですが。

とにかく作中物語の続きが気になって気になって。作中の「現実」に戻ると、政治闘争やらナポレオンやらはいいからアーダムは、ファラーは、サフィアーンはどうなるんだー!!と。まさに「アラビアの夜の種族」の一員になっちゃいますよ。

(以下ネタバレ)
この本は古川氏のあとがきまで全て読みきらないと完結しません。
読了した時には現実と史実と創作の境目まで判らなくなる快感。 いやあ、最後に綺麗に騙されましたわ。

しかしこれ、なんてったって阿房宮なのです。アーダムの心理的混迷加速に伴って増殖を続ける精神世界の暗部のアレゴリー…だとか余計な分析は言わんでよろし。
収拾つかないほど増殖し続け、幾つもの街までできてしまう、絶対に完成しない人工的な地下都市。ほえほえ。
3人の主人公の中では一番作者の力が入っているのがこのアーダム。最強の妖術師で徹底的に邪悪な帝王で、どこまでも哀しい人。アーダムのくだりは特に面白い!
(いや、キャラ的に萌えるのはファラーなんですけど)

阿房宮ダンジョン最深部でファラーとサフィアーンがラスボスと対決!のシーン。なぜか「陰陽師」の萬斎さんの大宙返りを思い出したのは内緒です;

しかしアラビアの夜って響きは素敵ですね、うん。この言葉だけでどこか連れてかれますね。

ブックレビューはこれが凄い。なるほど、そういうことか!
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント

おはようございます。
昨日はコメントをありがとうございました。
“阿房宮ダンジョン”、ロープレっぼかったですよね(笑)
絶対に完成しない地下迷宮という設定がとても面白かったです。
どこまでが創作なのか、不思議なテイストの作品でしたよね。
またおススメの本がありましたらご紹介くださいね(^_^)/


【2006/08/28 06:17】 URL | blue_blue #- [ 編集]


コメントありがとうございますー。
ね、阿房宮ダンジョンとラストにやられました!
こちらこそ、オススメご教示ください♪
【2006/08/29 21:25】 URL | 天藍 #- [ 編集]


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