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天藍

Author:天藍
本や映画や舞台の感想など書いてます(たまにね)。うーん、偏ってますかね方向性。お薦めなどあったら教えてくださると嬉しいです。

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(「ドラコニア解析」より)

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ソラノアオ。
本、映画、舞台の感想と日記など。かなり偏っていると思いますが同好の士求む。
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「絡新婦の理」感想
絡新婦の理 京極夏彦、講談社(新書版)

「うぶめ」と同じく「じょろうぐも」と一発で読めるほうが異常ですねこれ(笑

ジェンダー、セックス、娼婦。カバラ、魔女、キリスト教、悪魔。
これだけのモチーフだけ並べてみると西洋的な印象ですが。視線を導かれてその先にある理、その糸を紡ぎだす蜘蛛は、実に古の日本の神々なるもの。そのもやもやとした世界は、実に日本的な。
ことによると「魍魎―」に勝るとも劣らぬほど好きかもです。

一気読みしたら確か8時間弱かかった記憶が。(するなそんなもん)

(以下ネタバレ)
凄く印象に残ったのは「女、娼婦、聖性」、を貫く糸。
男性にとっての「娼婦性」は女性にとっては「聖性」なのかもなと。
作中の薀蓄に、「母系の理による聖なる婚姻」「カバラにおける女性原理」がでてきましたが、闇の力とでも表現したいような、陰陽でいえば陰の、理論では紡げない、それが「女性性あるいは娼婦の理」ではないかという印象を持ちました。

この「絡新婦の理」は「姑獲鳥の夏」と対になっているそうですが。
この二者のモチーフになっている妖怪を見てみると確かに対比的だと思います。

まず姑獲鳥は「男性性を必要としない女性性」を体現するのではないかと。
「母」、すなわち子供を孕んだ後には男性性はもう必要としない、赤子とセットで自己完結した存在。その概念が凝ったもの。
一方絡新婦は、まさに「女郎」蜘蛛というとおり、「男性性があってこその女性性」をもつ(というより、「男性性を色んな意味で必要とする女性性」そのものである)女の溶解妖怪。
そのどちらも「女」の性…なんでしょうね。

「魍魎の匣」から「男と女の境界」ていうのも絡んでくる(ていうか発端になっている)し、男性性と女性性が相互に必要としあうという点では「狂骨の夢」つながり、かもしれない。

いまひとつまとまりきってないけどいいや。
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