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天藍

Author:天藍
本や映画や舞台の感想など書いてます(たまにね)。うーん、偏ってますかね方向性。お薦めなどあったら教えてくださると嬉しいです。

ソラノアオ。の…
60%は童子についてで出来ています
25%は夢の宇宙誌で出来ています
8%は太陽王と月の王で出来ています
4%は思考の紋章学で出来ています
3%は黒魔術の手帖で出来ています
(「ドラコニア解析」より)

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ソラノアオ。
本、映画、舞台の感想と日記など。かなり偏っていると思いますが同好の士求む。
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企画に便乗。<5>
overQさん@はんなり、あずき色。ご主催の企画
たらいまわし本TB企画第30回「フシギとあやし」
に便乗させていただきます!

巷で語られる小さな奇談を採集することも、大昔から世界中でおこなわれてきた。それがそもそも「小説」と呼ばれるものの起源らしい。
王さまの説く「大説」に対し、無名の民草が巷(ちまた)でうわさする言葉。そこに姿をあらわす妖異。不思議のこと。名もなき小さな神々のささやき。
それは、私たちひとりひとり、日々思いなす、コトバにつながっています。
もともとコトバとは、神の口から出るもの。小説も大説も元はそこから流れ出す。それだけが語り伝え、文字に記すに値する…と考えられた。


お題文のこのくだり、本当にぞくぞくきたのです。

ここ何回かこのシリーズにはお邪魔させていただいてまして。どうも紹介文感想文の類が苦手(ということに最近気づいた・汗)な上に浅学者ゆえ、私が本を挙げてもあまり魅力的に思えないかもしれませんがよろしければどうぞおつきあいくださいませ。(^ ^;)
それにしても。このような素敵な企画の発案者でもいらっしゃるoverQさん、博覧強記&魅力的な文章を書かれるご参加の皆様、本当に尊敬です~。

では。お題が「フシギとあやし」というわけで。
―この世には不思議なことなど何もないのだよ。


 …いやこれはいっとかなきゃでしょう(もごもご)


P1000007.jpg

右側3冊:
 寺山修司「不思議図書館」(角川文庫版)
       「幻想図書館」(河出文庫版)
 澁澤龍彦「黒魔術の手帖」(河出文庫版)
左ハードカバー:
 エドワード・ゴーリー編、C・ディケンズ他、「憑かれた鏡」(河出書房新社)
見事に河出書房ばっかですね(笑)
寺山修司の2冊。河出文庫の装丁が好きなくせに何故角川版を買ってるのかフシギです。

初めて寺山修司を読んだのは、「書を捨てよ、町に出よう」…ではなく「身毒丸」の脚本だったりします。蜷川演出の「身毒丸ファイナル」を観て脚本のほうに走ったという…。あ、アホや(汗)
正直、寺山脚本のほうが舞台より衝撃的だったデスよ。あああ。

寺山修司の文章は吐き気を催すほどの浮遊感。不思議なもの、幻想的なものについて書いた本…というよりも「不思議図書」「幻想図書」の紹介本?(・_<)b
語られているモノは「だまし絵」「娼婦」「迷路」「ナイフ」など、アングラではあるけどそこまで馴染みのないものでもない筈なのですが、見てはいけない世界、人間が作った人ならぬモノたちの居座す世界をのぞき見る感覚というか。
ネタ元の雑誌などが「パリの古本屋で見つけた」ものだったりするせいかなあ…東洋的な「フシギ、あやし」とは違う、母性的なやわらかさの無い硬質な「あやし」の印象を受けました。

澁澤さんの西洋オカルトモノ(笑)は結構好きです。
(寺山にあわせて「夢の宇宙誌」のほうがよかったかなあと思いつつ)
悪魔、魔女、カバラ、錬金術。西洋キリスト教世界における「異端」は、キリスト以前の土着の神々が潜行する世界、唯一神の合理性が掬いきれないもうひとつの世界。日常と見做されないパラダイムに属するものが忌まわしく感じられる(けれども根源的な力強さをもつ)もの、「フシギ」なもの。

「憑かれた鏡」は…ディケンズ他によるホラー短編集、ゴーリー編&イラストレーション、ってなんて贅沢!ゴーリーの絵は意外と普通であんまり怖くないですが(汗)。
小さな神々のふしぎな世界、ではなく英国的暖炉端怪談(何)のうすら寒い世界。英国つながりではマザーグースもちゃんと読んでみたいです。

洋物系に傾いてしまいましたが、最後に和物「あやし本」を。ちゃんと読んだことが無いので、今年は本、読むじょ、という決意というか希望をこめて。がんばるじょ…。
「雨月物語」「今昔物語」「怪談」「宇治拾遺物語」
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この記事に対するコメント
寺山と澁澤
あーっ、寺山で来ましたかー。
寺山もアヤシイですよね。私の中では、寺山ってちょっと「ヤバイ」が入ってるアヤシイです(笑)
そして、澁澤はかるーく被ってます。私が挙げたのは和モノ系ですが。っていうか、澁澤の洋モノは何だか読む機会を逃しています。澁澤の洋モノは近々読んでみますね。
【2007/01/20 22:59】 URL | 菊花 #sw/O2jfA [ 編集]

寺山修司!
たら本ご参加ありがとうございます☆

寺山さんは、路地裏とか屋根裏とかウラ日本とか、ウラの通じた「フシギとあやし」の達人でした。
映画も何本も撮っておられますが、たいへん異様なシロモノです。
もっと長生きされたら、日本の文化のメインストリームに、寺山的な巨大な渦ができてたのに…!

ゴーリーの選集、面白そう。
すごい正統派なのが、驚きです。
【2007/01/21 13:28】 URL | overQ #mQop/nM. [ 編集]


天藍さん、こんにちはー。
寺山修司も澁澤龍彦も「あやし」ですね!
とは言っても、私は寺山修司はあまり知らないのですが
「不思議図書館」はとても楽しく読みました。
ディープであやしくって、菊花さんの書いてらっしゃるように
ちょっとヤバい系で…
「幻想図書館」というのは知りませんでした。
また今度探してみますね♪

ゴーリーといえばあの何とも言えない雰囲気が魅力ですが
「憑かれた鏡」は意外と普通なんですか?
それはそれで気になります。(笑)
【2007/01/21 18:33】 URL | 四季 #Mo0CQuQg [ 編集]

〉菊花さん
〉寺山修司
ヤバイですよね(;^_^Aいろんな意味で。身毒丸の脚本は、蜷川さんのあの執拗な舞台よりもインパクトありました…。よほど寺山氏の原作がすごいのですねー。
〉渋沢
あああ( ̄□ ̄)!!
そうそう、菊灯台!以前のたら本で見て凄くひかれているのですが読めていないのです。洋モノの渋沢氏はかーなり楽しそうです(笑)
【2007/01/22 00:18】 URL | 天藍 #- [ 編集]

〉overQさん
コメントありがとうございます!&ご主催お疲れさまです!
寺山氏の街中ゲリラ劇の脚本は、その日一日頭ぐらぐらしました。本当に多才だったのですねー。早世していなかったら歴史変わってたでしょうにと思うです。
ああ、なるほど「ウラ」の世界の達人だったのですね…。
ど、どんな映画なんでしょう(@_@;)見てみたいです。三輪さんの「毛皮のマリー」も!
【2007/01/22 00:40】 URL | 天藍 #- [ 編集]

〉四季さん
コメントありがとうございます!
寺山修司はあやしというよりもアヤシイですかね(;^_^A徹底してアンダーグラウンドなイメージをもってます。天井桟敷の舞台写真など何がなんだかもう( ̄□ ̄;)
ゴーリー…改めて見てみたのですが絵本とはかなり雰囲気違うかな、と。何か起こる3分前、のような。ゴーリー臭は相変わらずすばらしいです(*^_^*)
【2007/01/22 14:49】 URL | 天藍 #- [ 編集]


天藍さん、こんにちは。
ホント、寺山さん自体がふしぎとあやしの人でしたね。
漫画家竹宮惠子とも親しくて、彼女の『風と木の歌』(この漫画もそう言えば、妖しいですね)のすごい理解者だったように記憶しています。
『天井桟敷』も印象に残ってます。
天藍さんが紹介されている「不思議図書」「幻想図書」、面白そうです。是非、読んでみたいです。

澁澤瀧彦も妖しさの達人ですね。西洋の美を湛えています。
【2007/01/25 16:00】 URL | ワルツ #iqjaFQqk [ 編集]

>ワルツさん
あああ、コメントありがとうございます!
竹宮恵子…実は未読なのです…。読んでみたいなと思って早何年。かなり評判良いですよね。ワルツさんのコメントを拝見したらますます面白そう(^ ^)寺山修司と交友があったとは!驚きです。

私の西洋中世のイメージは澁澤龍彦のフィルターがかかっているかもしれません。。というか日本での西洋オカルト系の話って澁澤氏の影響をみんな少なからず受けているのではないかなと思ったり。
【2007/01/26 19:33】 URL | 天藍 #- [ 編集]

ぐあ
見事に未読本ばかりです。
うーん、絶対的な読書量の不足を痛感いたしました。
でも天藍さんの紹介を読ませて頂いて、いつかはね(ぐっ)読んでみようと思えました。
洋物系の「フシギとあやし」は仰るとおり、硬質な印象を受けます。なぜだろう。悪魔なんかだとキリスト教文化のガチガチの神学の枠の中で生きているからかなあ。
うーん、でも東洋的あやしに共通するような“妖”もいるのでしょうか。
などと、己の無学ぶりを露呈したところで、退散いたします。ではでは。

【2007/01/30 20:28】 URL | kyokyom #- [ 編集]

>kyokyomさん
コメントありがとうございますー。
いやいや、拙い紹介文で失礼致しました(汗)

>洋モノは硬質
ですよね!?ご賛同いただけて嬉しいです!
ね、なぜでしょうねえ。書いたのが同じ寺山修司でもモチーフが洋か和かでやわらかさがぜんぜん違うんですよね。。
キリスト教の枠…仰るとおりかと思います。「なんでもあり」ないい加減さがないのかしら。西洋の「妖」ってどうもみんな人間型なイメージがあるのですがそのせいですかね(?_?)
うう、無学だなんて、そんな!勉強不足な私に解説してくださいませ(涙)
【2007/01/31 17:59】 URL | 天藍 #- [ 編集]

きたー!
天藍さん、こんばんは!
やーっと、ゆっくり天藍さんのエントリーを拝見することができます。嬉
しかも、寺山澁澤祭。
何て素敵なランナップでしょう。嬉嬉嬉
寺山氏の映画は、おもしろいんですけど、眠くて眠くて。。。
でも、今みたら、すごい発見があるように感じます。

「憑かれた鏡」
おもしろそう。是非、読んでみたいです。
いやいや、ほんと意外と普通なゴーリーが興味深いです。433←こばんさん乱入
そうそう、ゴーリーは猫の館で暮らしていたんですよね。
だから余計に妖しさに磨きがかかったのでしょうか。うらやましいです。^^
【2007/02/01 03:26】 URL | pico #- [ 編集]

>picoさん
おいでませー!(こばんさんも!(^ ^))

>寺山映画
…あ、あれ?(笑)
何をご覧になったのでしょうか?とっても気になりますー。面白そう!
三上博史さんが出演したという「草迷宮」(でしたっけ)が気になっていたりします。

>ゴーリー
猫館…!!!(*_*;)なんて素敵な!
私の中で今、ゴーリーの妖しさが6割増いたしましたよ!
あやし動物の筆頭・猫と暮らしておられるpicoさん、うらやましいです。。
【2007/02/01 21:25】 URL | 天藍 #- [ 編集]


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